一般企業の場合

人事労務管理と顧問

こんな従業員の方いらっしゃいますか!?

「○○君、例の案件、もう終わった?」

「まだやってないです。いろいろありまして。」

「納期は今週だぞ。大至急でお願いね。」

「それが、今週末に地元の祭りがあって、自分、幹事なんでちょっと無理ですね。」

「えっ?・・・。」


役員・取締役管理と顧問

あなただって役員ですよね!?

「○○さん、そろそろ銀行に融資継続の説明に行かなきゃいけないんだけど。」

「はあ、、それで何?」

「今期は、○○さん担当のA社が倒産して貸倒れが出たからその説明をしてもらいたいんだけど。」

「倒産したのは俺のせいじゃないよ。銀行には社長が適当に説明しておいてよ。」

「えっ?・・・。」


取引先管理と顧問

なんで御社が開き直っているの!?

「すいません。先月、お出しした請求書についてのお振込みがまだ確認できないのですが、、、」

「ああ、それね。振り込んでないから確認できないの当然でしょう。」

「いつ頃、お振込みいただけますでしょうか?」

「ちょっと、うちも今月は資金繰りがタイトなんだよ。目処がついたらこっちから連絡する。」

「うちの会社もですね、、、」

・・・・ガチャッ。ツー、ツー、ツー。


支払い(資金繰り)管理と顧問

それじゃあ、どうするの!?

「社長、今月分の支払い一覧を机の上に置いておきますね。」

「決済資金は、大丈夫だよね?」

「えっ?月末残高は全然足りないですよ。」

「そんなはずは・・・。税理士の先生が先週来たときには順調だって言ってたぞ!」

「税理士の先生は何も見てないですよ。たまに会社に来て経理と雑談しているだけです。」

「じゃあ、今更、どうすれば・・・。」


IT関連企業の場合

開発請負・外注トラブル

事前の完全な仕様確定が極めて難しいのが諸悪の根源です。

単純な商品の売買であれば、

Aをいくつ、Bをいくつ、Cをいくつ、

それぞれ1個あたりいくらで、

いつまでに、

ということでさほど、売買の対象を確定することは困難ではありません。

また、システムでも、パッケージ化されたものであれば、予め、デモなどで内容を説明し、その上で納得して導入してもらえるのであればさほど困難な問題は生じません。

他方で、新規のシステム開発案件等では、おおよその内容を確定することはできますが、細部に渡ってまで、要求仕様を事前に確定することは困難です。

その不確定なままの前提で、納期を定め、請負金額を定めているため、もともと、トラブルが生じない方が不思議とも言えるのです。

さらには、発注者と受注者の意識のギャップと受注者が無理に発注をとることも問題を生じさせる原因となります。

1 発注者が専門的知識を持たない場合

 こういう場合には、受注者側も

「どうせ、専門的な説明をしても分からないだろうから」

と考えて、

「とにかく、いいようにやりますから任せて下さい」

程度のことしか言いません。

 発注者の方も、フロムスクラッチからの構築であればともかく、改変等の場合には、

「ちょっと項目を増やすだけだからたいした手間ではないだろう」

「単に移植するだけだから2,3週間もあれば充分にできるだろう」

 と思ってしまいます。

 加えて、発注者からの説明が必要なケースでも、

「前任者がもうやめちゃって良くわからない」

「逆に、どういう仕様なのかこの際教えて欲しい」

などと言われる始末です。

 それで、作業に入ってから、

「実はこの項目を足すとここをいじらなければならなくなるので、追加の費用と期限の延期が必要となる」

「御社からの事前にこういう説明を受けていなかったので当初の予想と大分ずれてきた」

 などと説明を始めると、発注者もそこで

「じゃあ、なんで言ってくれなかったんだ」

となります。

2 発注者が下請に出している意識が強い場合

このようなケースでは、

「仕事を出してやっている」

「無理を言っても聞くだろう」

「嫌ならよそにやらせる」

 と口に出してこそ言いませんが、そういう意識を持っていて、他方で、受ける側もあまり細かいことを事前に言うと仕事を切られちゃうかもしれないと思って、

 仕様変更のデッドラインを明確に伝えなかったり、

 見積もりの工数をどこまで超えたら追加費用をもらう等の話をしない、

ことが多いのです。

 そうしますと、案の定、最初のうちは、多少、仕様の変更等を言ってきていても、

「まあ利益になるなら」

と思ってまじめに受けていたが、最後の方になって、かなり難しい変更を伝えられ、

「それではむしろ赤字になるし、期限も到底間に合わない」

と言い出すと、発注者も

「期限に間に合わないなら逆にその損害も弁償しろ」

などと言われてしまうのです。

3 どこまでがプレゼンやデモでどこからが業務?

とっかかりは、

(潜在)受注者側からの売り込みなのか、

(潜在)発注者側からの打診なのか、

によって変わりますが、ともかく、

「お宅の技術を使ってこういう感じのものができないか」

と問い合わせをすると、

「できます(できると思います)。是非、うちでやらして下さい。」

大抵の場合には、なりますよね。

それでああでもない、こうでもないと打合せを繰り返し、見積もりをしたり、試作品・ベータ版にまでいった段階で、では、そろそろ契約書を巻きましょうかという工程を辿ります。

ですが、最終的に価格が折り合わず、

「やっぱり、今回は見送ります。」

と発注側が言うと

「冗談はやめて下さい。」

「一体、どれだけうちは時間と人を使っているんだと思っているんですか」

となり、発注側も

「契約するかしないかは自由だろう」

となってしまい、またしてもトラブルが待ち受けています。

「信頼していたのに。」

「うちは信頼関係でやっているんで。」

などと言っても、その信頼があだになってしまうのです。


社長(経営者)はどうすればよいか?

あなたはいい社長です。

従業員を愛し、

会社と経営仲間を愛し、

取引先に誠意をつくし、

税理士や経理を信頼しています。

ですが、【いい社長】でありさえすれば、会社が順風満帆に回るように、神様はしてくれないようです。

むしろ、

いい社長であることをいいことに、好き勝手に振舞う従業員、

責任だけ押し付けて利益にだけは口をだしてくる役員、

大口発注をいいことに支払いをきちんとしてくれない取引先、

財務の管理をしてくれず、社長が打ち出の小槌でなんとかするだろうと思っている経理・税理士、

その他いろいろ、会社経営は苦難の連続です。

しかも、社長は孤独です。誰も助けてくれません。

愚痴もこぼせません。

だから、

冷静に現状を分析する判断力

経営に必要とされるありとあらゆる知識

卓越した先を見通す力

斬新な企画力

抜群のリーダーシップ

強靭な実行力・交渉力

を身につけてください。

以上で全てが解決します。めでたし。めでたし。

tora hatena

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スーパー社長にはなれない

そんなスーパー社長って、どこにいるんでしょうね。

自己啓発セミナーに行ったり、

リーダーシップ本を読んだりして、

普通は熱い感情は続かない

一瞬、その気(俺は、『冷静な判断力と強い意志と行動力』を持つ社長になるぞと決意する熱い気持ち)になるのは簡単です。

でも長続きしません。

「今日こそビシッと言ってやる!」

と勢い込んで出社しても、

「また、明日でいいかあ」

「もう少し、様子を見るか」

と速攻で腰砕けになります。

そういうことを繰り返しているうちにじりじりと、

会社は悪い方向に向かっていきます。

社長が感情に任せてもいけない

かと思えば、極端な行動に出る社長もいます。

問題従業員を勇気を出して首にしたまではよかったけれど、問題従業員と仲がよかった他の従業員も

「陰でつながっているのではないか?」

とか疑心暗鬼になってどんどん首にして、さらには、その行動を諌める従業員も首にして、クレームと裁判だらけになって、、、この人には辞めてほしくないという人までドンドン辞めてしまい、

会社がボロボロになっていきます。

社長業をコンサルに委託してはいけない

さらには、究極の他力本願になる人もいます。

「○○セミナーで知り合った○○さんだ」

「某○○会社の役員だった」

「某○○会社の上場にからんだ」

「某政治家の○○議員とお知り合いだ」

といきなり外部から人を連れてきて、部長だとかコンサルだとか相談役だとか顧問だとか肩書きをつけてあげて、会社をひっかき回すのを放置します。

というより、社長が自分でやれないからその人にお願いします。

「社長、なんとかしてください」

「社長、騙されているんですよ」

と諌められても、

もう社長自身も制御不能の状態に陥ってます。

弁護士の基本は紛争・トラブル解決ですが

最後に、やつれ果てたぼろぼろの姿になって、弁護士に相談するのです。

「騙された」

「裏切られた」

「利用された」

等々、

「○○された」

を連発します。

そのときには致命傷になっており、再建は極めて困難で悪くすれば倒産です。

「人がいない」

「金がない」

「客がいない」

のないないづくしです。

しかも、

「もう、どうしていいか分からない」

「逃げたい」

「死にたい」

現実逃避をするばかりで、努力もせずにとにかく楽になりたがります。

顧問弁護士の基本は予防

ちょっと待ってください!!

今更ですが、振り返ってみればその局面・局面でもっと社長としてできたことがあるんじゃないですか?

あるいは、××するんではなくて、○○したら良かったんじゃないですか?

反省点;

・もっと、従業員に毅然とした態度で、信賞必罰を明らかにすればよかった。

→でも、労基署沙汰とか裁判沙汰とかになるのが怖かった

・もっと、他の役員と利益配分や責任の分担について会議をすればよかった。

→でも、忙しいので取締役会とかどうでもいいと思っていた

・もっと、取引先に契約書の内容についてきちんと履行を迫ればよかった。

→でも、急に取引を打ち切りとかされるのではないかと不安だった

・もっと、資金繰りとかについて内容を事前に把握して対応できるようにしておけばよかった。

→でも、なんかあれば経理や税理士さんがアラームを出してくれるものだと思っていた

顧問弁護士の知識を活用

「知らない」

「知識がない」

というのは、会社経営者としては危険なことなのです。

しかも、社長の個人的なことならともかく、会社という組織が、社長のありえない不安・妄想・思い込みにより、傷ついて、最後は倒産という形で消滅してしまうなんてこれ以上の悲劇はありません。

会社というのは維持するのは大変ですが、崩れるときは一瞬です。

顧問弁護士は社長を支え・背中を押す

会社経営者なのに

「意気地がない」

「勇気が出ない」

というのは、悲しいことです。

ただ、生まれながらにして、しかも、常にどんなときも、意気地や勇気がある人なんていません。

その場面において、あなたが社長という立場だから、意気地や勇気を出さなければいけないから出すだけです。

顧問弁護士に相談して、冷静に妥当な対策を探り、顧問弁護士と共に、蛮勇を奮って実行する。

それだけです。

気軽に相談できる顧問弁護士を身近に

「あっ、そうだ。ちょっと、うちの顧問弁護士に相談してみよう!」

まずは、日ごろの会社経営の懸念をご相談ください。

顧問契約についてもご説明します。

ご相談のお申し込みは、お電話

【東京オフィス】TEL:0422-50-8881

【仙台(宮城)オフィス】TEL:022-302-6903

【新潟オフィス】TEL:050-6867-8567

【川越(埼玉)オフィス】TEL:049-224-6939

または、予約フォームで。

※なお、ご相談・ご面談の結果、顧問契約を締結される場合を除き、30分につき5000円(別途消費税)の相談料が発生します。

ちなみに、顧問料は月5万(税別)、上場企業は月10万(税別)です。

どのような業務が含まれるのかについての説明を聞きたい方もまずは相談・面談をお申し込みください。